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拡張現実(AR)とマーケティング ~ 相乗効果は期待できる?

February 12, 2019


人間は視覚的な生物です。私たちは物を見たり、想像のギャップを埋めて視覚化したりするのが好きです。テクノロジーはこれを反映しており、人気が急上昇している画像やビデオを利用したサービスが多数あります。InstagramやYouTubeなどのプラットフォームは、ビジュアルに対する私たちの愛着を最大限に活用しています。また、消費者の64%がFacebookでマーケティングビデオを見た後に購入を決定するというAnimotoの統計でも、マーケティングでのビジュアルの影響を示しています。

視覚に対する私たちの愛着は、現在マーケティングにおいて新しい活用段階を迎えています。マーケティングのための拡張現実(AR)の出現で、ビジュアルはインタラクティブになりつつあります。しかし、マーケティングでは現実世界をどのように補強するのでしょうか。実際にARを活用している会社と、それがどれほど現実的になったかについてご紹介します。

拡張現実(AR)を活用している会社

拡張現実は、よく知られている仮想現実(VR)とよく混同されます。仮想現実(VR)が没入型で、現実世界を締め出す経験であるのに対し、拡張現実(AR)は、現実世界への重ね合わせになります。Digi-Capitalの調査によると、拡張現実市場は2020年までに900億ドル規模になる見通しです。そして、マーケティングはカスタマーエクスペリエンスを向上させるためのイノベーションを常に模索しています。マーケティング向けの拡張現実が具体化しつつあり、世界中の多くの組織が独自の手法でテクノロジーの活用を検討しています。下記3つの例は、優れたカスタマーエクスペリエンスを拡張現実技術を用いて実現した例です。
Ikea: スウェーデンの家具メーカーは、「Ikea Place」というARモバイルアプリを提供しています。このアプリでは、ユーザーが自分の家の部屋の中にIkeaカタログから選択した商品を配置することができます。ユーザーは、カタログから製品を選択し、部屋の中の場所をポイント・クリックしてアイテムを表示することができます。その後、クリックして商品を購入することもできます。

Bud Light: この醸造メーカーは、マーケティングキャンペーンにまた違う形で拡張現実を使用しています。Bud Lightはナショナルフットボールリーグ(NFL)のファンがチームアプリを使用してリアルタイムでフェイスペイントやヘルメットの装着が楽しめるサービスを可能にしました。ファンは、フルメイクとヘルメット姿をワンクリックでソーシャルメディアに投稿できます。ソーシャルメディアで共有された写真によって、ゲームとBud Lightを同時に宣伝することに成功しました。
ZOZO: 日本のファッションEコマースは、サイズ選びが洋服をオンラインで購入する際の課題だと認識していました。そこで、彼らはZOZOSuitを作成しました。 ZOZOsuitは、リアルとデジタルを組み合わせて拡張現実を生み出すボディスーツです。顧客はアプリを使ってサイズを測定し、3Dボディイメージを作成して、アプリを使用して自分に合ったサイズの服を購入することができます。

拡張現実はマーケティングで活用できるか?

アメリカでは、2024年までにオンラインでの売り上げが実店舗での売り上げを上回ると予想されています。オンラインセールスに対応するには、マーケティングとセールスの顧客体験をデジタルに変革する必要があります。拡張現実はこれを実現する革新的で楽しい方法です。テクノロジーの世界では、拡張現実プラットフォームを作成するツールを提供することによってこの実現をバックアップしています。たとえば、AppleのARKitでは、モバイルアプリ開発者は拡張現実機能を自分のアプリの機能に追加することができます。顧客体験を促進する拡張現実を作るツールの出現はオンライン購入の増加と相まって、拡張現実の活用がこれからも続くことを意味するでしょう。

おそらく次のステップは、バーチャルリアリティをフルに活用することでしょう。そこでは、バーチャルショップに入って、最新のデザイナードレスを試着し、バーチャルアイデンティティで購入するという流れをすべて家にいながら体験できるでしょう。